2021/05/24(月)
「筋・筋膜性腰痛症」の原因や症状、改善方法とは?
こんにちは!!
大阪市淀川区の腰痛専門整体院 心粋 -KOIKI-
院長の高場 亮輔(たかば りょうすけ)です。
本日も辛い腰痛でお悩みのあなたに腰痛改善の為の情報をお伝えさせて頂ければと思います。
筋・筋膜性腰痛は比較的有名な腰痛疾患なので名前を聞いたことがある方も多いのではと思います。
しかし、具体的にどこがどうなった腰痛なの?と気になっておられる方もいらっしゃるかと思いますので本日は筋・筋膜性腰痛についてお伝えさせて頂ければと思います。
目次
腰周囲の解剖
・筋膜
・腹部の筋肉
・股関節前面の筋肉
・背部の筋肉
・臀部の筋肉
筋・筋膜性腰痛の原因
筋・筋膜性腰痛の特徴は?
まとめ
腰周囲の解剖
筋・筋膜性腰痛の事をお伝えする前に腰周囲の解剖をお伝えさせて頂きます。
できるだけ簡単にお伝えさせて頂きますので「ここが原因かも」とあなたの腰痛と照らし合わせて読んで頂ければと思います。
・筋膜
筋膜とは筋肉を包み込んでいる膜の事でウェットスーツのように全身を包み込んでいます。
腰にも「胸腰筋膜」と言われる筋膜があり腰を支えています。
この「胸腰筋膜」はお尻の筋肉である「大殿筋」や背中から腕に走っている「広背筋」といった大きな筋肉を連結する役割を担っています。
筋膜はその下を走る筋肉と癒着を起こしやすく、筋膜が癒着を起こすと痛みや関節可動域の低下につながります。
出典:https://kawakamiseikei.jp/orthopedic/youtsu.html
・腹部の筋肉
俗に腹筋群と呼ばれるもので「腹直筋」「外腹斜筋」「内腹斜筋」「腹横筋」の4つからなり、体を捻る回旋、前かがみになり前屈、体を横に倒す側屈の際に働く筋肉です。
腹部の圧力を高める作用も担っているので腹筋群が硬くなったり弱ると体を支える力が減少し背中側の筋肉や背骨の負担が増え腰痛につながります。
ちなみに皆さんがお腹のトレーニングでよく行う「腹筋」ですが、腹筋という筋肉は存在せず腹筋で鍛えているのは主に「腹直筋」だとご存知でしたか?
出典:https://yogajournal.jp/7364
・股関節前面の筋肉
腸腰筋(大腰筋、小腰筋、腸骨筋を合わせた言い方)、腰方形筋からなります。
腸腰筋は主に股関節の屈曲(太ももを前に持ち上げる)に作用し、腰方形筋は体を横に倒す側屈、腰を反らす後屈に作用します。
下記の図を見て頂くと分かりやすいですが腸腰筋と腰方形筋は背骨と骨盤に付着しているので硬くなったり弱ると骨盤や背骨の歪みが起こり腰痛になってしまいます。
出典:https://www.healthcare.omron.co.jp/pain-with/back-pain/prevention/
・背部の筋肉
広背筋と横突棘筋群(おうとつきょっきん)からなります。
広背筋は腕を内側に絞る時に作用する筋肉で、腕から背骨に走り胸腰筋膜に連結されています。
出典:https://yogajournal.jp/7703
背骨の真横にある多裂筋、半棘筋、回旋筋の3つを合わせて横突棘筋群と呼びます。
横突棘筋群は体を横に倒す側屈、腰を反らす後屈、体を捻る回旋に作用しますが、一番の働きは背骨のインナーマッスルとして背骨を安定させる役割を担っています。
この中でも損傷したり固くなりやすいのが多裂筋で腰痛と非常に関わりが深い筋肉になります。
出典:https://www.hibikidou.com/columns/%E8%85%B0%E3%81%AE%E3%81%97%E3%81%8F%E3%81%BF/
・殿部の筋肉
臀部にある大殿筋、中殿筋、小殿筋の3つを合わせて殿筋群と呼びます。
大殿筋は太ももを後ろに引く際にメインで作用し、中殿筋と小殿筋は太ももを外側に開く際にメインで作用します。
階段を登る際などには、まず腸腰筋が太ももを前に挙げ階段に足を置き、その後、大殿筋が作用して太ももを後ろに引き階段を登ります。
中殿筋と小殿筋は太ももを外側に開く動きと書きましたが日常生活で太ももを外側に開く動きと言うのはあまりありません。実際は中殿筋と小殿筋がしっかり働くことで歩行する際に骨盤を安定させる働きを担っています。
出典:https://stretchpole-blog.com/gluteus-anatomy-25049
筋・筋膜性腰痛の原因
・「腰を丸めた姿勢でのデスクワーク」などの同じ姿勢での長時間の作業
・重量物を持ち上げる作業
・前かがみでの家事、育児、介護
・スポーツなどでの腰の過度な屈伸、回旋動作
などで腰部の筋肉が疲労し胸腰筋膜内の内圧が上昇し痛みに繋がります。
上記で紹介した筋肉などが「姿勢の悪さ」などから弱ったり、固くなったりしても腰がそれを補おうとして動き過ぎてしまうと胸腰筋膜の内圧上昇に繋がってしまいます。
最近では在宅ワークの増加に伴い発症するケースが多くなっており、筋・筋膜性腰痛は非常に身近に起こりやすい腰痛と言えます。
筋・筋膜性腰痛の特徴は?
筋・筋膜性腰痛症は足のしびれや筋力低下、感覚障害のような神経症状やレントゲンなどでの骨の変化は見られません。
前かがみ時に痛みが増悪する特徴がある為、症状の再現時に筋・筋膜部の痛みなどから特定して行きます。
筋・筋膜性腰痛は疲労した筋・筋膜をマッサージしただけでは一時的な改善は得られますが根本的な解決にはなりません。
なぜなら、上記で説明させて頂いたように腰部以外の筋肉が弱ったり固くなってしまって起っている場合、弱っている筋肉は鍛え、固くなっている筋肉はほぐさないと根本的な解決にはならないからです。
出典:https://ar-ex.jp/sakudaira/62969647157/%E7%AD%8B%E7%AD%8B%E8%86%9C%E6%80%A7%E8%85%B0%E7%97%9B%E7%97%87%E3%81%AE%E5%8E%9F%E5%9B%A0%E3%81%A8%E6%B2%BB%E7%99%82%E6%B3%95
まとめ
いかがでしたでしょうか?
筋・筋膜性腰痛症をまとめると
・腰部の筋肉が疲労し胸腰筋膜内の内圧が上昇して起こる
・腰部の筋肉が疲労する原因は腰部以外の筋肉が弱ったり固くなってしまって起っているので腰をマッサージしただけでは「その場しのぎ」にしかならない
当院では筋・筋膜性腰痛の原因となっている筋肉を独自の検査で的確に見つけ出し施術を行う事により根本的な改善が可能となっておりますので、お悩みの方は是非、当院にご相談頂ければと思います。
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院長 高場 亮輔
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