2021/05/31(月)
「腰部脊柱管狭窄症」について知ろう!
こんにちは!!
大阪市淀川区の腰痛専門整体院 心粋 -KOIKI-
院長の高場 亮輔(たかば りょうすけ)です。
本日も辛い腰痛でお悩みのあなたに腰痛改善の為の情報をお伝えさせて頂ければと思います。
・歩いていると段々と足が重だるくなり足が前に出なくなる・・・
・常に足がしびれて不快だ・・・
高齢者に多く見られる腰部脊柱管狭窄症。
本日は腰部脊柱管狭窄症についてお伝えさせて頂ければと思います。
目次
・腰部脊柱管狭窄症はどんな疾患?
・腰部脊柱管狭窄症の種類
・腰部脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアの違い
・間欠性跛行の対処方
・腰部脊柱管狭窄症の治療
・まとめ
腰部脊柱管狭窄症はどんな疾患?
腰部脊柱管狭窄症は背骨の中にある神経の通路である脊柱管が狭くなることによって、腰や足の痛み、しびれ、足の脱力感などを引き起こす疾患です。
特に特徴的なのが間欠性跛行(かんけつせいはこう)と言い、歩いている時にはじめは良いが段々と足が重だるくなり足が前に出なくなり、少し休むとまた歩けるようになると言う症状が挙げられ、加齢により腰部脊椎を構成する組織が変性(老化)や変形を起こすことによって起きます。
具体的には腰を構成する組織の中で老化の変化を最も受けやすいのが椎間板になります。
椎間板の中にある髄核という組織は80%以上が水分で、その水分が加齢とともに減少していくと水分の抜けた分、椎間板が小さくなります。(年を取ると伸長が縮むのもこのためです。)
椎間板が長い年月を掛けて小さくなっていくと脊柱管の前後を走る靭帯などがたわんで脊柱管を狭めはじめます。
また椎間板が小さくなると後方にある椎間関節の圧力も増加し、椎間関節付近の骨の変形も起きやすくなり脊柱管自体が前後、左右から狭められていく事により腰部脊柱管狭窄症の症状が現れはじめるという事になります。
出典:https://www.jnj.co.jp/jjmkk/general/spinalstenosis
腰部脊柱管狭窄症の種類
腰部脊柱管狭窄症には種類があるのをご存じでしょうか?
馬尾型
腰部で脊柱管を走る神経の束を馬尾(ばび)と言います。
馬尾を障害する馬尾型では両足のしびれ、脱力感、足底の知覚鈍麻などの症状が現れ、重症になると排尿障害なども現れる場合があります。
神経根型
馬尾から枝分かれした神経の根本を神経根と言います。
神経根を障害する神経根型では片側の足の痛み、しびれ、脱力感などの症状が現れます。
混合型
馬尾と神経根が同時に障害する混合型では上記両方の症状が現れる可能性があります。
出典:https://hachioji.mypl.net/shop/00000353915/news?d=1552808
腰部脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアの違い
脊椎付近で神経を障害する代表的な疾患の1つに椎間板ヘルニアがあります。
神経を障害するという点では脊柱管狭窄症も椎間板ヘルニアも同じですが先ほど紹介させて頂いた「間欠性跛行」は腰部脊柱管狭窄症に特徴的な症状で椎間板ヘルニアには見られません。
同じ神経を障害する疾患なのに、なぜ腰部脊柱管狭窄症にだけ間欠性跛行がでるかと言うと、椎間板ヘルニアは飛び出た椎間板が神経を直接圧迫するのに対し、腰部脊柱管狭窄症は加齢性変化によって長い年月を掛けて脊柱管が狭められていきます。
すると神経を圧迫する前に、その神経を栄養する毛細血管が圧迫を受けはじめ、血液の流れが悪くなります。
血液はすべての組織を栄養するものですが、血液が足りていない状態で歩行すると足部の筋肉がさらに栄養不足になり足が前に出なくなる間欠性跛行が出現し、少し休むと再び血流が再開されるので歩けるようになると言うことになります。
間欠性跛行の対処方
先ほども説明させて頂いたように間欠性跛行は腰部の神経を栄養する毛細血管が阻血状態に追いる事により引き起こされます。
間欠性跛行が出た際の対処法としては、間欠性跛行が出現したら立ったままでいいので膝に手をついて腰を少し丸めて数分、休憩して下さい。脊柱管は前かがみになる事によって「脊柱管内圧」が起立している状態より下がるので血流が再開されやすくなります。
また、自転車は若干、前かがみの姿勢になりますので自転車なら間欠性跛行が出ないという方も多いです。
出典:https://hospital.luke.ac.jp/guide/32_orthopedics/lumbar_spinal_canal_stenosis.html
腰部脊柱管狭窄症の治療
基本的に狭くなってしまった脊柱管は自然治癒しません。
その為、MRIなどで馬尾や神経根の圧迫が明らかな場合には手術を行うケースも少なくありません。
しかし、腰部脊柱管狭窄症は腰が反った状態になると脊柱管内圧が上昇し症状が増悪してしまいます。
その為、画像上、腰部脊柱管狭窄症の所見があったとしても元々、反り腰だった人の反り腰を施術により改善し脊柱管内圧を下げることは可能ですので当院での施術で腰部脊柱管狭窄症の症状が改善される方は多いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
腰部脊柱管狭窄症をまとめると
・椎間板をはじめとした加齢性変化(老化)により神経の通り道である脊柱管が狭くなり神経の周りを取り巻く毛細血管が圧迫を受けることにより起こる
・腰を反らす動作で脊柱管内圧が上昇し症状が増悪する為、元々が反り腰の人は症状が重症化しやすい
・間欠性跛行は膝に手を置いて少し腰を丸めて休憩すると改善しやすい
・狭くなった脊柱管は手術でないと広くはできないが、反り腰を改善する事により症状が軽快する事も多い
当院には腰部脊柱管狭窄症の方も多数、来院され骨盤の位置を適切な位置に調整させて頂く事により症状が改善されています。腰部脊柱管狭窄症でお悩みの方は是非、当院にご相談頂ければと思います。
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院長 高場 亮輔
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