2021/06/06(日)
「すべり症」とは?
こんにちは!!
大阪市淀川区の腰痛専門整体院 心粋 -KOIKI-
院長の高場 亮輔(たかば りょうすけ)です。
本日も辛い腰痛でお悩みのあなたに腰痛改善の為の情報をお伝えさせて頂ければと思います。
・腰を反らすと痛い・・・
・下肢に痛みとしびれが・・・
成長期から中高年にかけて起こるすべり症。
本日はすべり症についてお伝えさせて頂ければと思います。
目次
・すべり症とは
・形成不全すべり症
・分離すべり症
・変性すべり症
・症状
・まとめ
すべり症とは
背骨は椎骨と言われる骨が積み重なってできており、椎骨が5個積み重なって腰椎を形成しています。
正常な腰椎は正面から見ても横から見ても一列にきれいに並んでおり、通常これら5個の腰椎は簡単にはズレないようになっています。
それは、椎骨後方にある椎間関節と椎間板が前後にズレないようにストッパーの役割を果たしているからです。
しかし、この椎間関節や椎間板に問題が起こりストッパーとしての機能を果たせなくなると椎骨がズレてしまうことがあります。
この椎骨が正常な並びから逸脱してズレてしまったものを「すべり症」と言います。
すべり症は前方にズレる「前方すべり症」と後方にズレる「後方すべり症」があり、すべり症のほとんどが前方すべり症です。
椎骨がすべった原因により
・形成不全すべり症
・分離すべり症
・変性すべり症
の3タイプに分けられます。
形成不全すべり症
生まれつき椎骨の発育に問題があるために起こるすべり症ですが頻度は非常に稀です。
腰椎の分離も伴っていることが多く、進行して高度な神経症状が出現する状態になる可能性が高いため、悪化防止のために手術した方が有利とされています。
分離すべり症
腰椎は前方に位置する椎体と呼ばれる部分と後方に位置する椎弓と呼ばれる部分があり、この椎体と椎弓をつないでいる部分を椎弓根と言い、この椎弓根の部分で椎体と椎弓が離断したものを分離症と言います。
一昔前は分離症は先天性だと言われていましたが、椎弓根は腰椎の左右、斜め後方にある椎間関節の関節部分と一致する為、成長期のまだ骨が柔らかい時期に過度に腰を反らす動作で椎間関節に繰り返し衝突する力が加わる事により起こる疲労骨折(5番目の腰椎に好発する)であることが判明しています。
成長期の骨が柔らかい10歳代(男子に多い)に野球、サッカー、バレーボール、バスケットボール、ラグビー、剣道など腰を反らす、捻る、ジャンプからの着地の衝撃などで椎弓根に疲労が蓄積し徐々に骨折を引き起こします。
一般人では約5%、スポーツ選手では30~40%が分離症を起こしていると言われています。
本来、骨折は患部に負担を掛けない(スポーツの中止)ようにして安静にしていればくっつくのですが、この分離症は疲労骨折である為、1回の衝撃ではなく、徐々に骨折が起きる事と、脊椎が腰の奥にある為、本人が骨折している事に気付かず、ただの腰痛と考え治療に行かない事により、見逃されてしまう事が多いです。
骨折は6ヶ月が過ぎると骨同士がくっつかなくなってしまう為、放置された分離症からすべり症に移行してしまうと言うことになります。
出典:http://www.kyoto-yasuragi.jp/blog/678
変性すべり症
加齢により、椎体の左右、斜め後ろにある椎間関節の変形と椎間板の変性によりストッパーが効かなくなりズレてしまったものを変性すべり症と言います。
4番目と5番目の腰椎に好発し、中高年の女性に多いため女性ホルモンの減少により骨が弱くなり椎間関節の変形が起こり、すべると言われています。
出典:https://mdf.or.jp/tokyo-spine-clinic/case/spondylolisthesis/
症状
主な症状は腰痛、下肢の痛み、下肢のしびれ、便や尿が出なくなったり逆に失禁してしまう膀胱直腸障害、会陰部の知覚障害などです。
すべる度合いによっては間欠性跛行のような腰部脊柱管狭窄症と同じ症状を呈する事もあります。
特に元々、反り腰がある人は椎体に前方への力が加わりやすいので症状が増強されやすく、初期では立位で動いた際に症状が出現する事が多いですが、すべりが進行すると座位での安静時にも症状が出現するようになります。
上記でも述べたように背骨の土台である骨盤が前に傾いた前傾があると、椎体がさらに前にすべろうとしてしまい、すべり症は進行しやすくなってしまいます。
このため、骨盤の前傾があるすべり症は、骨盤の前傾を改善する骨盤調整が症状を改善する有効な手段であると考えられます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
すべり症をまとめると
・椎骨が正常な並びから逸脱してズレてしまって起こる
・形成不全すべり症は生まれつき椎骨の発育に問題があるために起こる
・分離症は成長期に椎弓根に過度なストレスが掛かる事により起こる疲労骨折で、見逃されやすいため、すべり症に進行してしまう
・変性すべり症は女性ホルモンが減少する中高年の女性に多く、椎間板の変性や椎間関節の変形により起こる
・骨盤の前傾があるすべり症は、骨盤の前傾を改善する骨盤調整は症状を改善する有効な手段である
当院ではたくさんのすべり症の方々が来院され骨盤を調整させて頂くことにより症状が改善されています。
すべり症でお悩みの方は是非、当院にご相談頂ければと思います。
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院長 高場 亮輔
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