2021/05/27(木)
「椎間関節性腰痛」ってどんな腰痛?
こんにちは!!
大阪市淀川区の腰痛専門整体院 心粋 -KOIKI-
院長の高場 亮輔(たかば りょうすけ)です。
本日も辛い腰痛でお悩みのあなたに腰痛改善の為の情報をお伝えさせて頂ければと思います。
「椎間関節性腰痛」・・・
聞きなれない方もおられるのではないかと思います。
しかし実際、現場においては非常に多い腰痛になります。
私個人的には腰痛の中で一番多いのではと考えている位です。
本日は椎間関節性腰痛についてお伝えさせて頂ければと思います。
目次
・椎間関節性腰痛とは?
・椎間関節性腰痛の症状は?
・腰痛の中での比率は?
・どうやって特定するの?
・椎間関節性腰痛の原因は?
・椎間関節性腰痛に有効なストレッチ
椎間関節性腰痛とは?
背骨は椎骨と呼ばれる骨が積み重なってできています。
その椎骨と椎骨の間の後方にある関節を椎間関節と言い、それぞれの椎骨間で左右2ヶ所存在します。
椎間関節はそれぞれ関節包(かんせつほう)と呼ばれる袋で覆われており、この関節包に神経が豊富に存在しています。
この椎間関節に負担が掛かり関節炎などを起こすと関節包にある豊富な神経を刺激し、痛みを起こしたものを椎間関節性腰痛または椎間関節症と言います。
出典:https://imok-academy.com/lumber-facet-joint/
椎間関節性腰痛の症状は?
椎間関節性腰痛は
・腰を反った時の痛み
・前かがみ動作のはじめや前かがみから戻ろうとする時の痛み
・体を捻った時の痛み
・左右どちらかに体を捻りながら腰を反らせた時の痛み
・寝起きや長時間座った後、立ち上がる時に痛みで腰が伸びない
・長時間歩行した後の痛み
などの症状を訴える人が多いです。
腰痛の中での比率は?
ある研究データでは腰痛患者さんの内、椎間関節性の腰痛だった人は全体の実に45%だったとの報告があり、椎間関節性腰痛の頻度は非常に高いと考えられます。
どうやって特定するの?
一般的に椎間関節性腰痛と判断するには症状を参考に椎間関節(背骨から左右に2cmほどの所)に指で押した際の痛み(圧痛)や、左右どちらかに体を捻りながらゆっくり腰を反らせた時に一定の角度で「ズキッ」とした腰の痛み(ケンプテストと言います)があれば椎間関節性腰痛を疑います。
ご自分でも腰を捻って後ろに反らす動き(捻った方の膝の裏を触るようなイメージで)で痛みがあるかセルフチェックしてみて下さい。
椎間関節は左右にあるので左右必ず行ってみて下さい。
椎間関節性腰痛の原因は?
外傷などによる一回での負傷もありますが多くはスポーツや日常生活、仕事での繰り返される腰を反らす動作で椎間関節に負担が掛かり痛みが起こります。
このような状態になると椎間関節を包む袋(関節包と言い痛みの神経が豊富に存在する)が椎間関節に巻き込まれて治りにくい痛みの原因となります。
椎間関節性腰痛の原因についてですが椎間関節性腰痛をお持ちの方のほとんどが股関節の伸展動作(太ももを後ろに伸ばす動作)が硬い為、腰を反らす際に太ももで反らす動きができず、腰ばかりで反らす動きを行っている為、椎間関節の負担が増え痛みを引き起こしています。
外傷などで起こったものは安静にして炎症が収まれば改善しますが、股関節の固さがあって起きている人は股関節の問題を解決しないと椎間関節性腰痛を繰り返す事になってしまいます。
椎間関節性腰痛に有効なストレッチ
先ほども説明させて頂いたように椎間関節性腰痛をお持ちの方のほとんどが股関節の前面が硬いので股関節前面のストレッチをご紹介させて頂きます。必ず腰に痛みが出ない範囲で行って下さい。
腸腰筋のストレッチ
まず伸ばしたい方を後ろ側にして片膝立ちになります。
前にある足は股関節、膝関節ともに90°に曲げます。その状態で前に出した足の膝をさらに曲げて重心を前にだして行きます。
この時に骨盤の位置をまっすぐに前を向いた状態で捻らないようにするのがポイントです。
前に出した足の膝を曲げていくと後ろ側の足の股関節の前が伸びて来るので気持ちいい所で止めて(ストレッチは気持ちいい所で止める方がよく伸びます)30秒キープして下さい。
大腿直筋のストレッチ
まずうつ伏せに寝て伸ばしたい足の膝を踵がお尻に近づくようにいっぱいまで曲げます。
曲げた足の足首を同側の手で持ちます。
足首に手が届かない方はタオルなどを足首に巻いてそのタオルを持ってもらえればいいです。
足首を持った手で足首をお尻にさらに近づけます。
すると太ももの前が伸びて来るので気持ちいい所で止めてこちらも30秒キープします。
上記で太ももの前があまり伸びていないという人は太ももの前にクッションなどを敷いて股関節を伸展(太ももを後ろに引く動き)させるとさらに伸びやすくなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
椎間関節性腰痛をまとめると
・腰痛全体の45%の割合を占める非常に多い腰痛
・腰を反らした際に痛みがでやすい
・股関節の前面が固いことで腰の反る動作が多くなり起こるので根本改善するには股関節前面の柔軟性の確保が必要
当院では椎間関節性の原因となっている筋肉を独自の検査で的確に見つけ出し施術を行う事により根本的な改善が可能となっておりますので、お悩みの方は是非、当院にご相談頂ければと思います。
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院長 高場 亮輔
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